寝台列車が大好きだ。心地よい振動で揺られながらふと目を覚ます。知らない国の知らない線路を粛々と進んでいく大きな鉄の塊、その中に自分がいることを発見する、世界地図を頭に描く、車両が1mmだけ進んでいく、そうして窓の外を、観光地と観光地のあいだに…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。