馬鈴薯を精神分析してみる
■レモンちゃんのお悩み相談室■
<Identification> 馬鈴薯のジャガイモさん
<Case> 『なぜか自分だけ浮いている気がします。普通の芋を見るたびに落ち込んでしまうのです』
<Answer>
まず事実関係の整理から始めます。
見た目:強く乾燥している
出身地:近所の畑
現在の台所に来た日:確か一月以上前
特記事項:確か無農薬
現在の悩み:普通の芋としてやっていけるのかどうか
推測になりますが、あなたはそもそも一般より乾燥に弱い種なのではないでしょうか。
それが違ったとしても、あなたが「普通の芋」と表現した馬鈴薯は、あなたが現在の台所に来た日の三週間後にスーパーから入荷したばかりのもので、その新鮮さを比べることは極めてナンセンスです。
そのナンセンスさに疑問を持たず「普通の芋」を見て過剰に落ち込むことは、無意識に「農薬まみれの芋より自分はセレブであるはずだ」という前提がなければ成立しません。おしゃれカフェのシャレオツ厨房でエシャロットやペコロスと同じ空間にいるべきはずの自分なのに薄汚い1Kの隅の籠に長いこと放置されている、そんな現実は間違っていると、まるで他の芋はここがお似合いだと言わんばか
『ち、違うんです、、自分は普通に芋なだけで』
そうです、誰しも一皮むけば同じ芋なのです。
始めの気持ちを思い出してみてください、おいしく食べてもらうことがあなたの願いだったのではないでしょうか?
色々と問題が出てしまった、辛いそのお気持ちを細かく切り分けてみましょう、
「仕事が遅い」を、「Excelの起動と同時にファイルを開きたい」まで。
そう、自分を見つめなおすことで、どんな困難にも立ち向かっていけるのです。
(ダイブ!)
<自由への出発:選択肢の提示>
1.塩
2.ソース
3.バター
1.塩に加えて、自由に胡椒をトッピングしてみました。
そう、自分を飾るものは、自分で選んでいくのです。
見違えるような姿になりました。まるで生まれ変わったようです。
これで解決ですね☆
・・・
異議あり!
芋が、おいしく食べてほしいと思ってる?どんなお花畑の住人ですか!
芋は芋である、
芋を食べることは芋を食べることに過ぎない、
それ以上でもそれ以下でもない。
あんたはあれです、
勝手にひとにわけのわからないレッテルを貼ってヒロイズム精神に酔った石北会系と同じ!けーはつしたい時点でカルト!
「・・・私が教祖だったら?」
あ、そーっしたか、お呼びじゃない、さーせん…ほんとスイマセン…
(退場しつつ)おーやっべー、ブーメランきたわー
「ごちそうさまでした。教祖よりは詐欺師と言ってほしかったです。」
何やってるんですかね、、
ちょっと私の事が可哀想になってきた、そんな貴兄はこちらからレモンちゃんにポテチを送ってくださることが出来るみたいですよ。すごいですよね~。