それはもう後悔と葛藤のかたまりのような人生ですけどカエルが、

それはもう様々な後悔と葛藤と挫折のかたまりの人生ですけど、
（だいたいのひとはそうだと思いたい昨今）
未来に行きたいか過去に戻りたいかといわれたら迷わず過去です。
迷わずファイナルアンサーです。

それはいつでしょうか。
もう小学生に決まっています。それ以外は断じてあり得ません。場面も指定させていただきます。シーン58、公園の広場、です。だいたいですね、過去に戻りたいならなるべく早い時分に戻れば全部キレイに解決するのに一体何を迷う必要があるんでしょうかねおかしいと思いませんか、

あれはかれこれ20年前、
突然
「おなごたるものカエル位怖がらなくてどうする」
という謎の強迫観念にかられて、それまで肌身離さずに大事にしていた両生類彩色図鑑を焚書扱いにした事件、
あれがすべての始まりでした。

あの事件さえなければ・・・！

仲のよかった友達がみんなカエルを見てキャーキャー逃げていたから真似してみたんです。
それだけなんですけど。
あの頃から長いものに巻かれがちというか、流されるまま生きてきたなあ、
自分の意見はないのか、と悲しくなっちゃいますが、

以来、本気でカエルがダメです。（マジって読んでください）
ここはもう私の自我の洗脳能力レベル高過ぎ感嘆ものでありまして。
大きいとか小さいとか関係なく、絶滅してほしいと本気で思っています。
ええ、ゴキブリとか比じゃないです。
小学生のときからずっとそう思っていて、あぁでも本当にそんなことになったら絶滅危惧種に指定されて24時間テレビはカエルを救えがテーマとかなってそんなの嫌だ死んじゃうそしたら絶対に部屋にテレビはおけないなあれでも別にそんなに困らないかもうーんそうだよねえ見ないもんねえテレビ、とかもうそんな妄想の世界に生きていたと言ってもいいです
あの、なんていうかすいません

大学時代は夏に部活にいこうとすると化け物級のでっかいひきがえるとのエンカウント率が八割超えで、　トキオは　トカイじゃ　ないですかー　と叫んでいました。すごく辛かったです。しかも奴らは毎年毎年サイズが大きくなり数すら殖やしていった、代替わりせずに繁殖しつづけるなんて一体どんな生命力なのだ　　許せん　断　じて　ゆる　せん　！
そういう意味では下手な田舎より東京って緑あふれるド田舎なんですよね。
ほんと騙された。私のおしゃれ都会ライフは汚されてしまった。奪われたものは二度と返ってこない。

会社の女の先輩で、机にはカエルグッズが大量に並んでいてこわいひとがいる。カエルならなんでも好きと言っていた。そのひとは言う、だってかわいくないですかぁ～☆　かわいくないよ、全然ないよ、、そして、おんなのくせに！と公式には思ってはいけないことを思ってしまう。売店で何かのおまけで貰ったカエルがあったので渡してみたら、並んでいるのがひとつ増えた。わからない、わからないよ・・・


　　好きなものは好きでいたらよかったんだ。

私はもう一度、自分を洗脳しなおしたい。そうしたらもっと楽に生きられる筈なんだ。あんなことしなくたって私は・・・
本当はずっと好きだったんだ・・・
私、本当はずっとｓ

猫とか好きで、犬は怖いほうなんですけど嫌いってわけじゃーないんですよ、