ドキドキしちゃう

ダメな人の自己愛ドライブレコーダー

世界のネカフェから  ブログのメイン。管理人の見た世界の不条理。
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ハーブ、シンクロニシティ

普段あまりいかないJAのお店にいったら、季節が季節だったのでハーブ祭りの様相を呈していた。おいしそうに見えたのはミントとバジルとカブと鶏肉で、だから家についたらミントとバジルとカブと鶏肉がレジ袋から出てきた。私はスーパーが大好きで、しかもあまり我慢も出来ないたちなのでなるべくお腹が空いていない時に買い物に行く方がいい。

玉ねぎをみじん切りにして鶏肉といためて、火を通してから、カブの実のほうをいれたら少し豪華になった。にんにくも多め。そうしてミントとバジルをみじんぎりにして、鷹の爪や香辛料をごちゃまぜにいれてトマトスープにした。

ミントなんて売ってるのは初めて見たのかもしれなかった。袋を開けてみたら、ザルに山盛りいっぱいになった。スープに使ったあとは、ひとつかみをミントティーにしてみた。それでもまだ大分残っていたのでいつでもお茶にして飲めるように適当に干してから、瓶にいれた。いつもは緑茶しか飲まないけれど、すごくフレッシュなミントティーは爽やかで、夏にとてもいいと思った。濃い目に淹れて炭酸で割ったらきっと素敵だろうと思う。育てても、いいかもしれない。

バジルは2年前にベランダで苗を育てていたことがある。毎日だって食卓をおしゃれに出来た、そんな優雅な食生活があったことを思い出した。ハーブはバジルでも紫蘇でもなんでも、バカみたいにいくらでも生えてくるものだから、いちいち買うのも本当はもったいないのだ。胡麻の油も百姓も、ハーブの葉っぱも私の自己愛も同じ同じ同じ。

カブの残りは胡瓜と一緒に酢漬けにした。ピクルスを作ってくれないかと先週妹に言われたことを思い出した。リンゴ酢やワインビネガーがあれば素敵に出来るんだろうけれども私はすし酢しか持ってない。きつい米酢が苦手で、すし酢に着地した。
すし酢に砂糖と塩をいれて調味液を作って野菜を入れるだけで即席ピクルスは出来るし気に入っているんだけれども、ちゃんとしたものの作り方は知らなかった。今日妹に教えてもらったら、調味液をちゃんと沸騰させないといけないのだと言っていて、なるほどそうだったと思いだしたような気がした。昔レシピを見ながらそんなことをしたかもしれない。
おいしいお酢はいろんなところに売っているし、試してみるのもいい。

ピクルスから連想したのはシンクロニシティの話で、妹が何気なく言ったことと、ちょうどいい野菜が冷蔵庫に余っていたことと(半分ひからびたエノキ。総じて、新鮮な野菜より水分が抜けている分漬物の調味液がよく沁みるので、漬けるなら古めのもののほうがいい)、カラフルな透明のお酢がキレイに並んでいるお店、しゃれたレストランの前菜、そういうのは連続しているように見えて全部がネタバレすればたまたまに過ぎないけれども、私の脳内では十二分にシンクロニシティになってしまっている。偶然を適当に組み合わせたコラージュ。
友達が憧れの人のことを考えていたら電話がかかってきたと前に私にうっとり語ったことがある。
シンクロニシティはそこに実存するのではなく自分で見つけるものであると昔どこかで読んで、本当にその通りだと思ったことを思い出した。見つけるという言い方が誤読される可能性があるなら、自分で発明するものといってもいい。発明は最近の私のお気に入り。オリジナリティが証明されて特許がとれたらそれは知的財産になる。経験と呼んでいるやつをややこやしく自分に説明する。

 

シンクロニシティを見つけたら、
喝采しても驚嘆してもいい、発明者であることを自覚してもいい、視力が落ちていないことに満足してもいい。
それに感謝している自分がいつもいる、と思う。これは、仮説。