ドキドキしちゃう

ダメな人の自己愛ドライブレコーダー

世界のネカフェから  ブログのメイン。管理人の見た世界の不条理。
ツイッター   ゆるふわ日記。思考回路オープンソース企画。

投書してる場合オブ・ザ・イヤーの案件かも

これ読んだ。

blog.livedoor.jp


で、これに対して

d.hatena.ne.jp

こういう記事を見つけたんだけれども。

そうは言うけれども、母親が息子の性を適切に取り扱うのは簡単だろうか。

「夫婦に満点を求める社会」の無理ゲー感 - シロクマの屑籠

こんなの簡単じゃないのは当たり前、だけど必ずやらなくてはならないことを精神論だと断罪することにはあんまり意味があるとは思えなかった。
誰も、元記事のひとだって、全く誰にも頼らずにひとりでやれなんてひとことも言ってない。

私は、それこそ専門家に頼ったり、頼れるひとに泣きつくでもなんでも、困っていることを誰かに伝える、ということが一番肝になるんだと思う。

そうすることで現状を自分で客観的に理解しなければ解決なんてできない。

 

子育てをうまく出来ないと叩かれる社会というけれども、、確かにネットでは盛大に叩かれているように見えるけれどもネットを介した反応は無責任なものが大半なんだから色々差っ引いて考えないと。
それはそれとしてリアルといってもいいけど周囲に本当に頼れる人間は誰もいないのか?嘆く前に精査すべきはそこだと思う。そのひどい状態を直接知っていて、それでも「叩いて」くる人間しか周りにいない環境なのか?

 

もちろん現実的に誰にでも言える話ではないので、専門家や相談窓口を頼ってとにもかくにも現状からのブレイクスルーを狙えという元記事は的を射ている。
(「全国のお母さん~」は主語を広めすぎになってるけど、記事の内容は完全にこの家族に宛てられたものだと考えて)

まあ個人的にはもうすぐ破綻しそうな現実をどう軌道修正するかについては「正しい知識をもつこと」よりも、相談できるひとを見つける、まででも充分に思うけれども。

元記事には、「ネグレクト」「性的虐待」「妻と対決するのを恐れて安寧を選んだ」などなど一見激しい言葉が並んでいるが、それこそ一様に叩くような無責任「ではなさそうな」意見だと思うし、時折こういう忌憚のない意見が聞けるのがネットのいいところ。

自分の行為を一度批判的精神をもって省みなければ、自分にしみついたコンプレックスを解きほぐすことはできない。自分でつくりあげてきた構造に問題が生じているのだから一度スクラップしてからまたビルドしていくしかない、とはいえ自分で壊すのには勿論ためらいがあるもので、そんなときにこんな鋭い言葉は良いきっかけになり得るものだ。元記事の狙いも当然そこにある。成功すれば「目が覚めました」ってなる。
スクラップというのはどんな個人にとっても、特にこういうケースで始めた場合には大変な孤独な作業になる。
第三者から言われなくても自分で気づけるようなソフトランディングができていたらそもそもこういう問題にはなっていなかったわけで。

うまくできなくては叩かれるなんて妄想だ、という位の強い考えを少々こじつけでも持たなければ、この家族の場合は近い将来(当事者であるこの母親の言を信じれば)破綻するしかないんだし、

外部を味方につければ問題が内(家)にこもるなんてことは構造的にありえない。
なんなら外部を味方につけられる可能性を認識するだけでもいい。


だから、この母親が新聞に投書してみたというのはひょっとしたら彼女にとってはものすごく大きい一歩だったりしたかもしれない、と思った。

 

 

 

相談文を読んだだけで、投書してる場合じゃないでしょって思うひとがいるんだよ。