いまいちなじめないまま私はカズベキを後にした。それはほとんどすべて天気のせいだった。イスラム圏を出てようやくありつけた豚料理、街を闊歩する家禽。陽気なロシア人観光客の群集に気さくな宿の女主人。自力でのぼる筈だった山頂の教会と、遂に死んでし…
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