何にもない日曜日の何でもない現実
日曜日はずっと家にいた、昼まで惰眠をむさぼるのはいつもどおりとしても、12時頃に目が覚めて、行きたいところを思い描いて、それからまた二度寝。だめすぎる。いやいやいやと思いながら帰りに新宿によって久しぶりに買い物をしてはどうだろうというオブザーバーからの提案があった。悪くない。非常に悪くないと思う。最近は物欲がなさすぎてそれはそれで経験上不健全な流れだから、新しいものは流れをつくるから、ダンシャリには極めて向いていない色々たまりがちな人間だけれども、そう、そんなひとこそ流れというものを自分でつくっていかないと、それが重要、川の流れは絶えずしてしかももとの水ではないのでございます。
と、このくらい自分に向かってアジったイミテーション説法を試みたが布団から出ることは出来なかった。いきたくないのだ。体は正直なのだ。あんなにそわそわと行きたがっていた場所なのに、それが本音ではないことを体だけが知っている。
私は自分自身の言うことをもっとしっかりと受け止めようと週のはじめに思ったばかりではないか。現実の私の希望は超簡単で、つまり部屋の掃除が正解だった。ごめん知ってた。頭の中は まじかよだりぃな を繰り返したけれどもうばれてしまっては布団へ籠城していることもできない。いよいよ降伏して起きないといけない。こんな風に(まがりなりにも)スイッチを自分でうまくいれられることもあるのだと前向きにとらえることにした。こうすれば普段絶対しないのに片づけでもなんでも出来るようになる。しかし全くこの現実だかなんだかの発見とやらに一体何時間かけているのだ。残念すぎる。部屋は少なくとも見た目はきれいになった。もっと早く気づいていたら根本的な対策として押入までひっくり返したかもしれないともったいなく思った。珍しく母親がきていて、二人でオランダせんべいという根室のおやつをいただいたりした。オランダぱないです。カステラも好きですが、オランダせんべいには負ける。牛乳に生姜いれて飲むのも好き。
逸れすぎたので戻すけども、女としてどうなのというくらいに部屋の掃除が苦手なのはつまりユメの世界でも布団の中でもどっちにせよ現実逃避したいからということで確定でガッテンで、つまり完全にもうそういうことになっているのだけれど、
あらまあそんないいかたあんまりでせう、電気羊の彼はこういいましたよ「キップルはどんどんたまっていくのさ」違ったっけ、「キップル化は誰にも止められない」だっけ、もういいよ、忘れちゃったよ、エントロピーの増大も似たような話でさぁ。増えていく一方なんですよ。新しい流れをつくるためにひとつものを持ち帰るうちに、勝手にいらないものが10発生する。そのくらいの感覚でいるのがちょうど良い。どんどん無数に繁殖していくウイルスがこの世の中にはうんざりするほどあるのだ。斬って斬ってまだ足りない。
たまっていくあれもこれも心がときめかないものはどんどん捨ててしまいましょうそれは本当に真実だと思います。写真とかねー困るんだよねーほんっとうに困る。どうしたらいいの?いーから捨てちゃえよ・・・大丈夫、前に超上手にスイッチがはいったときには小学校の交換日記を捨てたじゃないか、その経験を自信にするんだ!誰にいってんだよう・・・泣けてくるよう・・・
そうですたまっていくストレスはー、解消しなけりゃなりません、みんなすぎたことですよ、どんどん水に流しましょう。汚染した水?んなこと考えなくて大丈夫、全然大丈夫、だって日本はこんなに海に囲まれているではありませんか。醤油ひとさじを流しに流してしまったのですか?いけませんね、もとのきれいさに戻すには、風呂桶3杯の真水が必要です。どんどん蛇口をひねりましょう(ばーか)
えーっと何の話だっけ、
もういいよ、忘れちゃったよ。
オランダ?いや、もういーわ、ごめん。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
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