ドキドキしちゃう

ダメな人の自己愛ドライブレコーダー

世界のネカフェから  ブログのメイン。管理人の見た世界の不条理。
ツイッター   ゆるふわ日記。思考回路オープンソース企画。

猫 4

ぐるなびお題「思い出のレストラン」
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/gnavi201503

 

エジプト、ルクソール西岸をひとり自転車でまわっていたときのことです。のんびり。

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ランチのためにガイドブックからセレクトしたのは煮込み料理のお店でした。

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調子のいい店主との会話、注文と全然違う料理、しかしそのじゃがいもの煮込みもおいしかったこと――

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知らないひとと相席になってしまったこと、
わけてあげたパンを大層よろこんでくれたこと。

いい思い出です。

猫 3

今週のお題「これって私だけ?」

 

クロアチアの首都ザグレブは、見た目もかわいらしい教会が散在するなど、女性的な穏やかさを魅力とするちいさな都会です。一番人気はマリア様というのも納得ですね。

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ところで、

もしかして神様関係の方ですか

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と思わずたじろいでしまうような出会いもありーのな、

油断のならない街でもあります。

 

クロアチアザグレブ市内)

猫 2

今週のお題「ひな祭り」

 

管理人がウズベキスタンの小さな町を歩いていたとき、女の子たちが大事にしているぬいぐるみのようなものをみせていただく機会に恵まれました。

これです。

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持ち方はそれでいいのかとちょっと心配になりましたが、特に大きな問題は起きていないとのことです。
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コケティッシュな魅力が特に女子にはかなりの人気とか。

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仲良し写真のために、首をぐいぐいひねって目線をくれようとしています。

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ついに成功・・・です、多分。

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いい街ですね。

ウズベキスタン、ヒヴァ)

猫 1

管理人には薄々気が付いていた現実がありました。
この世の中にはどうでもよくないことなんかなんにもない、猫がすべてなのだ、と。

出会ってしまった彼女たちに、また会いに行きましょう。
気さくな彼らに、ざっくばらんなご意見伺ってみましょう。

『世界はネコカフェだから』
そんな企画です。
よろしくどうぞ。

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アラブの春が起こる少し前のことでしたが、
エジプトのタフリール広場から徒歩20分、アズバキーヤ公園を訪れたことがあります。


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集団催眠にでもかかったかのようにみんなでうっとり寝ているかたたちに出会いました。

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公園のすぐそばにはこんな廃墟があります。元ホテルだった面影だけはあるのですが、中はお化け屋敷同然、それだけではなくなぜかちゃんとした医療施設が入居していて、旅行者向けに黄熱病の予防接種をヤッているのです。
ただ、営業時間がいまいち不明なため一時間近く放置プレイとなる残念な旅行者も。

そんな旅行者のやり場のない感を中和するため政府から派遣されているとかそういうことは全然なく、彼らは自主的に眠けを圧して遊んでくれるのでした。

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あのときはどうも。


今も、配置は変えつつこちらでお休みされているそうです。

(エジプト、カイロ)

【写真特集】シマウマの気持ちになってみましょう。

こんばんは、世界のネカフェから です。

今回は中央アフリカのサバンナから、ちょっぴり特別企画です。

 

では、シマウマになった気持ちになってみましょう。

 

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【グルジア】首都の散策、温泉

いまいちなじめないまま私はカズベキを後にした。それはほとんどすべて天気のせいだった。
イスラム圏を出てようやくありつけた豚料理、街を闊歩する家禽。陽気なロシア人観光客の群集に気さくな宿の女主人。自力でのぼる筈だった山頂の教会と、遂に死んでしまった折り畳み傘。
なにも不自由はなかったのに、空模様と完全に繋がってしまった私の孤独感はわけもなく負債を積み上げてしまったかのように思えた。

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すごい絶景のはずだったんだけどね。


首都トビリシへの帰り道、乗り合いバスはどこにもよらずに一直線に山を下って行った。昨日出会った絶景が暗雲の下で時速100㎞で後ろに消えて行った。私はぎゅうぎゅうづめの車内でひたすら自分の荷物が倒れないように押さえながら、ガラスの外側を走る雨の粒をぼんやり眺めていた。

終点のバスターミナルに着くころにはなんとか雨は上がっていた。私は2日前に隣の国で手に入れたカードを引っ張り出して、のろのろとその安宿を目指した。道を間違えるとこの国のひとたちはすぐに助け船を名乗り出てくれる。ロシア語が通じないと言う悲しい事実バレしたあとでも英語使いの人間をどこからか調達してまで助けようとしてくれる心遣いに何度も感謝した。

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バスターミナル近くの美容室。



宿を無事にとることが出来れば少し気が楽になって、鞄をおいて外へ遊びに行く。

ここは旧市街とそこに点在する教会がすばらしい街である。
教会のほとんどは開放されていて、自由に見て回ることができる。入場料などもなく、単純に地元のひとたちがお祈りのために大事にしていることが容易にみてとれる。

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グルジア正教会、アルメニア教会・・・キリスト教といっても特にここは混とんの街だ。キリスト教会のほか、写真のとおりユダヤ教会もある。あちこちにダビデの星が飾られている。


また、この街には1500年前から要塞がある。ナリカラ要塞である。石畳とバルコニー建築のすばらしい旧市街はこの要塞に守られてきた。いまは最近出来たロープウェイで上がることができるのだが、そこから眺める夜景が特にすばらしいそうだ。ここがきっかけて誕生したという旅行者のカップルについての話を聞いた。

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(ナリカラ要塞を見上げる)

  

  ■
別格で楽しみにしていたものがあった。温泉。日本人たる者いかない訳にはいかない、と雨が降る中傘もささずに張り切って出かけた。雨の道路にも硫黄のにおいが漂い、いやおうもなくテンションがあがった。しかし・・・なぜか聞いていたよりも料金が安い。ラッキー、ではない、その嫌な予感はすぐに的中した。話が違う。聞いていた話は男性の経験談であり、女湯には湯船がなくその分が値段に反映されているのだ。
浴場に入ると、ドーム状の天井の下に正方形にパイプが走り、等間隔に蛇口が並んでいる。かけ流しスタイル。
湯船はがっかりではあったが、そこはただのシャワーではなくれっきとした温泉、やわらかなお湯に打たれるのはいつでも気持ちがいい。地元のおばちゃんが番頭のおばちゃんと世間話に花を咲かせている風景はどこにいってもかわらない。

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(温泉の待合所。どこにでもサモワールがあるのが中央アジアからコーカサスの文化)


最終日だった。お土産にワインを買った。ここはワインが生まれた国、重いと言う理由だけで何も買わずに帰るやつはバカだ、
そんな空気が来たときには戦ったり戦わなかったりするが、最終日はどうしたって逃げがちになってしまうものだ。

 

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空港につくと、いつも、終わってしまったと思う。まったくもって、現実逃避の終わりはあらかじめ決めておくものだ。

いつだって旅はそれなりに楽しいし、いつだって旅はそれなりに切ない。何かしら、まだいたかったのにがあるかどうかで、旅行の成否が占えると言っていいかもしれない。

 

(イラン・コーカサス旅行のときの日記公開企画は終わりです。ありがとうございました)